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Made in JAPAN

image6月に入りました。今年は、5月から暑い日が続いており、夏が来る前に夏バテしてしまいそうです。

 

そんな暑い夏を乗り切るために、京都では、この時期に鱧(はも)をいただきます。鴨川沿いの飲食店でも、名物の床が出ており、目や舌でも夏を感じる今日この頃です。 しかし、先斗町や、祇園を歩いていても、観光客の多さは目立ちますが、なかなか商売と連動しているようには見えません。もっと盛り上げられる可能性はあるように思いますけどね。

 

四条通りもこのところは、工事が続いており、車線を減らして歩道を拡張しているのですが、交通渋滞があまりに酷くて、バスや、タクシーは動かなくなってしまっています。かといって、歩道の人たちが快適になって、四条通りの界隈のお店の売り上げも好転しているのかは未だ不透明な状況です。せっかくなので、皆良い方向になることを祈るしかないですね。

 

季節や時代も移り行く中で、我々のファッションビジネスも転換期・ターニングポイントに来ていると思います。このところのニュースでは、大手のアパレルでも、ブランドの廃止や、店舗の縮小等、かなり動きに変化が出てきています。ファストファッションの台頭や、安価な衣料品の増加により、中級品と言われるゾーンがかなり厳しい局面を迎えていることがわかります。

 

我々の提案している、テキスタイル業界でも、プリント工場、無地染工場、縫製工場も含めて、廃業が相次ぐ等、国内の製造業はかなり厳しい状況に陥っています。反面、このところ拡大傾向であった、中国や、韓国での生産も、為替の影響等が響き、コストアップが止まりません。

 

当社としましては、そんな状況の中とはいえ、新鮮な情報、企画による、提案を日々続けています。先日も、米沢へお客様と同行し、来春夏物企画の組み立てをしてきました。やはり、オリジナルでのテキスタイル企画・開発ということこそが、重要なポイントになってきていると思います。そこにコストをかけられなくなってくると、店頭でも苦戦してしまうように感じます。一味違う素材企画が、この厳しい状況を打破する武器では無いでしょうか?
厳しい商況はしばらく続きそうですが、こんなときこそ「遊び心」を忘れず、楽しい企画をご提案するように益々頑張ります!

2015.06.03