Made in KYOTO!!
4月に入りまして、京都は、多くの観光客の方々でごった返しております。東京にも、アジアからの観光客の勢いは未だ衰えず、百貨店の来客も半分位は外国人です。
百貨店で彼らが要望する物は、やはりメイド イン ジャパンの商品です。せっかく日本にきてショッピングをする以上、日本製の商品を買いたいと思うのは自然なことかと思いますが、特に、アパレル製品に関しては、純粋な日本製の物はかなり少なくなってきています。生地が韓国だったり中国だったりが大勢を占めています。
そんな中、先日、お客様と京都のプリント工場へ視察に行きました。
手作りの味わいのあるハンドプリント、オートスクリーン、ロータリー等のプリント工程と整理から仕上げ工程までの流れを 見ていただきました。
私、個人的にもハンド(手捺染)プリントは大好きで、未だに毎シーズン新デザインを継続して展開しています。
が、現場では、やはり高齢化の問題や原料コストが高騰し価格が合わない状況にもなっており、将来的には益々厳しい状況に陥っていきそうに感じます。京都全体でも、近年、有力な染工場が廃業されたりと作り場はどんどんシュリンクしてきています。
原価率やコストも大切なことですが、伝統的な京都プリントもこのままでは先行きが非常に厳しい状況です。グローバルなモノ創りという中で、やはり、地場の京都でのモノ創り・素材創りということにも拘って提案をしていきたいと現場の現状を目の当たりにして、改めて強く感じました。
机上の計算も大事ですが、やはり、実際現場にも足を運んでいただき、この状況を改善していきたいと感じます。
京プリント もっともっと盛り上げて行きたいと思いますのでよろしくお願いします!
2015.04.02