2020〜21 AW 企画!!
欧州からスタートを切った2020〜21AWのテキスタイル・素材展示会も一巡し、先週には、中国・上海でのインターテキスタイル展も終了しました。
このところのメイントレンドとしてキーワードになっていた「サステイナブル (持続可能性)」が、一トレンドではなく、真剣に、また早急に対応しなければならない世界的なテーマとなってきています。
特に欧米での商談では、糸の選別・染料・加工手法・仕上げの全ての工程において、まずは「サステイナブル」であることが必要最小限の条件となり、その条件に満たない素材はテーブルにも乗らなくなっています。
片面で、我々の現状のビジネスでは、まだまだそのような「サステイナブル」な取り組みとは程遠いような「原価率を守るためのコストカット」ということに縛られていることも多くあります。
世界的な大きな流れとはかけ離れた「日本独自の基準」というもの自体が世界から見るとガラパゴス化し、急速にその格差が拡大してきているような懸念も感じます。
企画開発を進めていくにあたっても、
「作り方」
「売り方」
「管理の仕方」
「物流」
に至るまで、旧態依然としたアタマでは理解できないような事にももっと目を向けてビジネスを根本的に組み立て直さないと、未来には生き残れない時代に本格的に入ったシーズンが今シーズンであるように感じます。
2020〜21 AW企画開発も本格的になってきました。大きな課題も感じつつ、得意の意匠素材で勝負できるような組み立てをより意識して進めていきたいと思います。
プレゼンテーションもそろそろスタートを切りますので、取り組んでいただいているブランド様と一緒に作り上げていけるような企画開発を続けていきたいと思いますので、今シーズンもよろしくお願いします〜!!
2019.09.29